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松倉康之 エヴィス
世界の名だたる著名人が愛用している事で有名になったブランドがエヴィスです。
元はジーンズだけのメーカーでしたが、確かな品質が人気を呼び、今ではトップスや小物類まで商品は広がっています。
そのエヴィスの初期スタッフとして知られていたのが松倉康之氏です。
1963年生まれの松倉康之氏は10代の頃からアメカジや古着といったファッションに傾倒していました。
あまりの服好きが高じて、わざわざ買った服を分解してはまた縫い直すという作業を繰り返しているうちに、服作りのノウハウを自然と習得してしまったというから驚きです。
その後アパレルメーカーで5年間勤務し、テキスタイルといった服作りの基礎から営業・企画までのアパレルについての一通りの流れを学んだ後にエヴィスに転職するのです。
13年間エヴィスに在籍する間、一線で初期のエヴィスのモデルを牽引していきます。
企画・生産に主に関わって「松倉康之のデザイン」したエヴィスジーンズは徐々に知名度が上がってきます。
松倉康之氏の優れた点は、単に企画だけでなく縫製の基礎から熟知した確かな腕が品質の良さに反映されて、世界のセレブ層にも満足のいく商品を生み出す事になったのです。
実際に縫製作業にまでデザイナーが携わる事で、縫製職人の意識や技術も向上します。
こうした氏のものづくりに対する姿勢が押しも押されぬブランドを作り上げる力となったのは多くの人が認めるところです。
松倉氏が退職した折にはエヴィスファンの多くに惜しまれました。現在も「松倉康之製作」であるエヴィスの本庄ジャケットや松倉手書き戎のジーンズなどはレアアイテムとしてオークションでも高値で取り引きされています。
ヴィンテージ好きにとってはまさに神様のような存在だった松倉氏が満を持して立ち上げた自身のブランドが「WALK ON」です。
これもエヴィス時代からのファンによって通の間に瞬く間に知れ渡る存在にまりました。
WALK ONの一番の目玉商品は「ボタンダウン ポロ」です。
素材や細部の形にまでこだわって動きやすさ着易さを追求したこのシャツは一部の初期エヴィスファンの間に広まり、リピーターも多いので予約だけで販売修了する時もあるそうです。
現在松沢氏はWALK ONのウェブサイトと同時にブログも綴っていて、そこからも服作りを愛して止まない様子が伺えます。
氏の目指すのは、ジーンズのように何年も着古してボロボロになった時また同じものを買ってもらえるように一つのものを作り続けること。
こうした精神が、ブランドは変わっても根強いファンに支持され続けているのでしょう。