TOP » 岡山 エヴィス
岡山 エヴィス
今や世界的ブランドとなったエヴィスのジーンズは、カモメマークのラインでお馴染みです。エヴィスジーンズと言えばセレブも満足するジーンズとしても有名になりました。
その名前の由来は、リーバイスのLを取った呼び名と、デザイナー・山根氏の出身地大阪で商売の神様として祭られる恵比寿さまを掛けた一種の洒落から生まれたものです。
エヴィスジーンズはデザインが人気の理由のようでもありますが、実はデザイン以上に縫製や作りにこだわった品質の高さを追求したジーンズであるのです。
91年にエヴィスがブランドとして立ち上がり、その3年後にはジーンズの聖地と呼ばれる岡山にエヴィスの自社工場を構えた事からも、質の高さを追求する姿勢が見られます。
では、何故岡山なのでしょうか。そもそも国産のジーンズの殆どは岡山で作られたものです。
敗戦後、元々繊維業が盛んだった岡山県倉敷市の児島という地区が初めて国産のジーンズを作った場所です。
それ以来伝統的に児島地区一帯でジーンズが生産されるようになり、徐々に広まってデニムの織物・縫製・洗いといった各工場が増えていき、やがて岡山全体でデニム作りが地場産業となっていった背景があります。
ボブソンやビッグジョンといった国産ジーンズの大手メーカーの本社が岡山にあるのもこうしたいきさつからです。
ですから繊維業界では岡山といえばジーンズ、デニムという図式が出来上がっているのです。
伝統ある技術とノウハウが集中する岡山に、一流を目指すエヴィスが自社製造工場を構えるのは当然の成り行きと言えるわけです。
逆に言えば、岡山に工場を持つことが一流の証と言えるほど、ジーンズ作りに関してはこの地域は高い水準を誇っているのです。
エヴィスを率いる山根氏が関西を拠点に置いていたのも、岡山へのアクセスが比較的良いため有利に働きました。
エヴィスジーンズは自社工場を開いた94年に、ロンドンの雑誌に紹介される事によって大ブームのきっかけとなるのです。
ヨーロッパを中心に、特にイギリスで高い評価を得て「ジーンズのロールスロイス」と言わしめるほど絶賛されたのです。
単に高価なだけのブランドではなく、それに見合うだけの技術をつぎ込んで高品質を生み出しているのです。
自社用ミシンを開発したり、物の出し入れが多く破れやすいバックポケット部分の補強や股下部分の縫製を強固にするなど、まず品質ありきの姿勢が根本にあってこそというエヴィスのこだわりが伺えます。
日本が世界に誇るブランドの背景には、このような歴史と努力があったのです。